「車がないけど伊香保温泉って楽しめるの?」
そんな疑問をお持ちのあなたに朗報です!東京からもアクセスしやすく、レトロな石段街や自然あふれる景色が楽しめる伊香保温泉は、公共交通だけでも大満喫できる旅先なんです。
この記事では、新幹線やバスを使ったアクセス方法から、歩いてまわれる観光スポット、宿泊のポイントまで、車なし旅でも失敗しない伊香保の楽しみ方をたっぷりご紹介します。
伊香保温泉ってどんな場所?魅力と基本情報
「石段の街」と呼ばれるレトロな温泉地
伊香保温泉(いかほおんせん)は、群馬県渋川市にある人気の温泉地で、昔ながらの風情が今も残る観光地です。
特に有名なのが「石段街(いしだんがい)」。365段の石段が続く坂道には、旅館やおみやげ屋、まんじゅう店、足湯スポットが並び、まるで映画の中のような雰囲気。明治や大正のロマンを感じながら、のんびり散歩を楽しむことができます。
写真映えもバッチリで、SNSでも話題になっています。階段の上にある伊香保神社まで登ると、ちょっとした達成感も味わえるのがポイントです。
2種類の温泉が楽しめる!黄金の湯・白銀の湯とは
伊香保温泉の大きな特徴は、2種類の泉質が楽しめることです。「黄金の湯(こがねのゆ)」は茶褐色のお湯で、鉄分が多く含まれています。体を芯から温め、冷え性や疲れに効果があるとされており、古くから愛されてきた伝統的な温泉です。
一方、「白銀の湯(しろがねのゆ)」は透明なお湯で、お肌にやさしく、現代的な旅館などでよく使われています。どちらの温泉も、それぞれに良さがあり、泊まる旅館によって楽しみ方が変わるのも魅力のひとつです。
東京からもアクセス良好な群馬の名湯
伊香保温泉は、東京から電車やバスで約2~3時間とアクセスが良く、日帰りや1泊旅行にぴったりです。車がなくても行きやすいのが特徴で、特に公共交通機関を使った女子旅や一人旅、学生旅行にも人気があります。
また、標高約700mの高原地帯にあるため、夏は涼しく、冬は雪景色が楽しめるという自然の魅力もたっぷり。四季折々の景色に癒されながら温泉に入れる、贅沢な場所なのです。
季節ごとの楽しみ方(紅葉・雪景色・新緑)
春には新緑、秋には紅葉、冬は雪景色と、どの季節に訪れても美しい景色に出会えるのが伊香保の魅力です。特に秋の「河鹿橋(かじかばし)」の紅葉は有名で、赤や黄色に染まったモミジが橋を包み込み、幻想的な写真が撮れるスポットとして大人気です。
夏は避暑地としてもおすすめで、都心よりも涼しい気候の中で、のんびり温泉や観光が楽しめます。
車なしでも楽しい理由とは?
伊香保温泉が車なしでも楽しめる理由は、観光スポットがコンパクトにまとまっていることと、バスや徒歩で十分に移動できるからです。
バス停や宿が石段街のすぐ近くにあり、地元の案内看板も多く、道に迷うこともほとんどありません。歩いて移動できる距離に見どころが集まっているので、のんびり歩くだけでも充実した時間を過ごせます。旅行初心者や運転が苦手な人にも安心です。
車なしでの伊香保温泉への行き方ガイド
新幹線+バスでのアクセス(上野駅から)
東京方面から伊香保温泉に行くなら、新幹線+バスのルートが便利です。まずは上野駅からJR上越新幹線に乗って「高崎駅」まで向かいます。所要時間は約50分。そこからJR上越線に乗り換えて「渋川駅」へ(約25分)。
渋川駅からは「関越交通バス」で伊香保温泉行きに乗れば、約25〜30分で到着します。バスは石段街のすぐそばに停車するため、歩く距離も少なくスムーズに観光がスタートできます。
高速バスを使って一本で行ける方法
荷物が多い方や、乗り換えが面倒な方には「高速バス」がおすすめです。新宿駅のバスタ新宿から、伊香保温泉行きの直通バスが1日数本運行されています。
所要時間は約3時間で、乗り換えなしで現地まで行けるのが最大の魅力です。運賃も新幹線より安く、平日なら片道2,500円〜とお得に行けることも。バスは石段街や主要旅館の近くに停まるので、到着後すぐに観光できます。
渋川駅から伊香保温泉までのバス情報
渋川駅から伊香保温泉までは、関越交通の路線バスが15〜30分間隔で運行しています。所要時間は約30分ほどで、料金は大人片道670円(2025年現在)。
バスは「伊香保温泉」や「伊香保バスターミナル」に停まり、そこから徒歩すぐで石段街や宿にアクセス可能です。バス車内には観光マップが置いてあることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
バスの時刻や乗り場の調べ方
事前にバスの時刻表を確認しておくと、移動がスムーズになります。関越交通の公式サイトや、「NAVITIME」「駅すぱあと」などのアプリを使えば、時刻・乗り場・運行状況まで確認可能です。
渋川駅前には案内所もあり、係員に聞けば丁寧に教えてもらえます。観光パンフレットも手に入るので、バスの待ち時間にチェックしておくと便利です。
旅行前に使いたい便利なアプリ・サイト紹介
公共交通での旅行をより快適にするためには、スマホの活用がカギです。おすすめのアプリは「Googleマップ」「Yahoo!乗換案内」「NAVITIME」など。移動経路やバスの発車時刻もリアルタイムで確認できます。
旅館の公式サイトには、アクセス方法が写真付きで載っていることもあるので、予約前に見ておくと安心です。
徒歩やバスで巡れる!車なしで楽しむ伊香保観光スポット
伊香保石段街(食べ歩き・お土産)
伊香保観光の中心といえば、やっぱり「石段街(いしだんがい)」です。365段の石段には、お土産屋さん、レトロな射的場、温泉まんじゅう屋さんなどがずらりと並んでいて、歩くだけでワクワクする通りです。
中でも「湯乃花まんじゅう」は定番グルメで、蒸したてを1個から買ってその場で食べられるのも魅力です。途中には足湯や写真映えするベンチもあり、ちょっと休みながらゆったり過ごせます。階段を登るごとに景色も変わり、最上部の伊香保神社に着くとちょっとした達成感が味わえますよ。
伊香保神社とその周辺の自然
石段街を登りきったところにあるのが「伊香保神社」。創建1900年以上とも言われる歴史ある神社で、温泉の守り神として地域に愛されています。境内は自然に囲まれていて、木漏れ日が心地よく、深呼吸するだけでもリフレッシュできる空間です。
おみくじや御朱印も人気で、運気アップのスポットとしても知られています。神社の奥には、自然豊かな遊歩道や渓谷が広がり、森林浴を楽しむこともできます。
竹久夢二伊香保記念館
大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の世界に浸れるのが「竹久夢二伊香保記念館」です。石段街から徒歩10分ほどの距離にあり、静かな場所にたたずむ美術館では、夢二の美人画や詩、デザイン作品などが展示されています。建物自体も和洋折衷のレトロな建築で、館内のカフェもおしゃれ。
のんびり芸術に触れたい人や、雨の日の観光スポットとしてもおすすめです。入館料は一般1,300円(割引あり)ほどで、お得なセット券もあります。
河鹿橋(紅葉の名所)
伊香保の絶景スポットとしてSNSでも人気なのが「河鹿橋(かじかばし)」です。特に秋の紅葉シーズンには、赤・黄・緑のもみじに囲まれた真っ赤な橋がライトアップされ、幻想的な風景が広がります。場所は伊香保神社の裏手にあり、徒歩でも行ける距離です。
昼と夜で雰囲気がガラッと変わるので、時間があればどちらも見てみるのがおすすめ。周辺は静かな渓谷で、散歩にもぴったりです。
伊香保ロープウェイと見晴らし展望台
標高差を楽しめる「伊香保ロープウェイ」も、車がなくてもアクセスできる人気のアトラクションです。石段街のふもとから出発し、約4分で標高932mの「見晴(みはらし)駅」へ。山頂には見晴展望台があり、晴れていれば谷川岳や赤城山まで見渡せる絶景が楽しめます。
秋の紅葉、冬の雪景色も圧巻。ロープウェイ往復券は大人830円で、プチ登山気分を味わえるのも魅力です。周辺には展望カフェや遊具がある公園もあり、子ども連れにもおすすめです。
車がなくても満喫!おすすめの宿泊施設と温泉
石段街周辺のアクセス便利な宿3選
車なし旅行では、観光スポットに近い宿を選ぶことが大切。伊香保には石段街から徒歩圏内にたくさんの旅館・ホテルがあります。たとえば「旅館さくらい」は眺望と温泉のバランスが良く、「伊香保グランドホテル」はバス停から徒歩2分の便利さ。
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「千明仁泉亭」は老舗旅館ながらモダンな設備が魅力で、女子旅にもぴったりです。どの宿も徒歩で観光に出かけやすく、荷物を置いて身軽に動けるのが嬉しいポイントです。
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日帰り温泉施設「石段の湯」の楽しみ方
宿泊せずに温泉だけ楽しみたいなら、「石段の湯」がおすすめ。石段街の中ほどにある市営の温泉施設で、誰でも気軽に入浴できます。
内湯のみですが、黄金の湯を源泉かけ流しで楽しめるのが魅力。大人1回410円と格安で、タオルもレンタル可能なので手ぶらでもOKです。観光の合間にちょっとひと休みしたい時や、宿泊前後に立ち寄るのにもぴったりです。
バリアフリーや荷物預かり対応の宿紹介
車なし旅行では、スーツケースの持ち運びが大変になりがち。そんな時は、荷物の預かりサービスやバリアフリー対応の宿が便利です。
「ホテル木暮」は広い館内と充実した設備が魅力で、大浴場はバリアフリー対応。「森秋旅館」ではチェックイン前でも荷物を預けられ、石段街観光に身軽で出かけられます。事前に宿に相談すれば、バス停までの送迎をしてくれる宿もあります。
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女子旅やカップル向け宿も充実
伊香保には、かわいい内装の宿やプライベート重視の旅館もたくさんあります。
「和心の宿 大森」では貸切露天風呂つき客室があり、カップルに大人気。
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「ひびき野」は落ち着いた和モダンの雰囲気で、女性にうれしいアメニティも充実しています。食事は地元食材を使った会席料理が多く、群馬の地酒と一緒に楽しめば旅の思い出がより濃くなること間違いなしです。
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館内で完結!温泉+グルメ+景色が楽しめる宿とは
車がなくても館内だけで大満足できる宿もあります。たとえば「福一」は露天風呂からの眺めが素晴らしく、部屋での食事も可能。
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「ホテル天坊」は大型ホテルで、館内に大浴場・露天風呂・岩盤浴・お土産屋が揃っており、館内で1日過ごせるレベル。観光に疲れたら宿でゆっくり過ごすのも伊香保の楽しみ方のひとつです。
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車なし観光をもっと快適にするためのコツと注意点
雨の日でも安心な移動術
雨の日でも快適に観光するには、傘よりもレインコートや防水リュックがおすすめです。石段街には屋根がある場所もありますが、ぬれた階段は滑りやすいので、雨の日は特に注意が必要です。
観光ルートを事前に決めて、屋内施設(美術館やカフェ)を中心に巡るのもコツです。
バスの最終時間に要注意!
車がない旅行では、バスの最終時間をしっかり確認しておくことが大切です。
渋川駅方面への最終バスは17時〜18時台が多く、乗り遅れるとタクシーが必要になる場合も。宿泊する場合も、夕方以降に到着するならあらかじめ連絡を入れておくと安心です。
荷物はコインロッカーor宿に預けるのが正解
石段街の近くやバス停周辺にはコインロッカーが設置されている場所もあります。また、多くの旅館ではチェックイン前やチェックアウト後の荷物預かりに対応しています。荷物を預けて手ぶらで観光を楽しむことで、旅の満足度がぐんと上がります。
石段街を歩きやすい靴の選び方
伊香保の観光はとにかく「歩く」ことが多いです。石段や坂道が多いため、ヒールや滑りやすい靴は避け、スニーカーや滑り止め付きの靴がおすすめです。
特に雨の日や冬場は石が濡れていると危険なので、グリップ力のある靴で安全に楽しみましょう。
観光案内所・Wi-Fiスポットもフル活用しよう
伊香保バスターミナルや石段街の周辺には観光案内所があり、観光マップやイベント情報を手に入れることができます。
また、Wi-Fiスポットも多く、無料でインターネットが使える場所が増えています。スマホで地図や情報を見ながらスムーズに観光できるよう、事前にチェックしておきましょう。
まとめ
伊香保温泉は、車がなくても十分に楽しめる観光地です。新幹線や高速バスを使ってアクセスし、徒歩とバスだけで魅力的なスポットを巡ることができます。
石段街の食べ歩き、紅葉の河鹿橋、歴史ある神社、レトロな美術館、そして宿での温泉とグルメ。どれもコンパクトにまとまっていて、歩いてまわる旅の魅力が詰まっています。
この記事を参考に、車なしでも安心・快適な伊香保旅をぜひ楽しんでください!